項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 15120-21-5 |
名称 | 過ホウ酸一ナトリウム |
物質ID | m-nite-15120-21-5_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団(隣接した酸素原子)を含むが、不燃性(GESTIS (Accessed Nov. 2022))であり、区分に該当しない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 不燃性(GESTIS (Accessed Nov. 2022))である。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。なお、20-150 ℃ で脱水反応、150 ℃ 以上で分解反応が起こることから(GESTIS (Accessed Nov. 2022)、Kocakusak S. et al., Ind. Eng. Chem. Res. (1997))、熱的に不安定とは言えないと考えられる。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 不燃性(GESTIS (Accessed Nov. 2022))である。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 自己発熱性化学品 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 不燃性(GESTIS (Accessed Nov. 2022))である。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 金属(Na)及び半金属(B)を含むが、データがなく分類できない。なお、水に溶けると酸素ガスを発生させるとの情報(GESTIS (Accessed Nov. 2022))がある。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
14 | 酸化性固体 | 区分3 |
警告 |
H272 | P370+P378 P210 P220 P280 P501 |
UNRTDGにおいて、UN 3377、クラス5.1、PGⅢに分類されていることから、区分3とした。なお、可燃性物質、還元性物質、触媒、湿気との接触や摩擦、熱により酸素ガスを発生させ、火災リスクを増大させるとの情報(GESTIS (Accessed Nov. 2022))がある。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 無機化合物である。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団(隣接した酸素原子)を含むが、不燃性(GESTIS (Accessed Nov. 2022))であり、区分に該当しない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
※:本物質(CAS登録番号:15120-21-5)は過ホウ酸ナトリウム一水和物に該当し、過ホウ酸ナトリウム一水和物には他に3つのCAS登録番号(10332-33-9、13517-20-9、90568-23-3)が考えられる。 【分類根拠】 (1)~(3)より、有害性の高い区分を採用し、区分4とした。 【根拠データ】 (1)過ホウ酸ナトリウム一水和物(CAS登録番号:10332-33-9)におけるラットのLD50:1,120 mg/kg(REACH登録情報 (Accessed Dec. 2022)、AICIS IMAP (2018)) (2)過ホウ酸ナトリウム一水和物におけるラットのLD50(CAS登録番号:10332-33-9):1,800 mg/kg(EU RAR (2007)、SCCS (2010)、REACH登録情報 (Accessed Dec. 2022)) (3)過ホウ酸ナトリウム四水和物(CAS登録番号:10486-00-7)におけるラットのLD50:2,567 mg/kg(OECD TG401)(EU RAR (2007)、SCCS (2010)、REACH登録情報 (Accessed Dec. 2022)、AICIS IMAP (2018)) |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)過ホウ酸ナトリウム一水和物(CAS登録番号:10332-33-9)におけるウサギのLD50:> 2,000 mg/kg(OECD TG402)(EU RAR (2007)、SCCS (2010)、AICIS IMAP (2018)、REACH登録情報 (Accessed Dec. 2022)) |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 【分類根拠】 GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分4 |
警告 |
H332 | P304+P340 P261 P271 P312 |
【分類根拠】 (1)より、区分4とした。 【根拠データ】 (1)過ホウ酸ナトリウム四水和物(CAS登録番号:10486-00-7)におけるラットのLC50(ダスト、4時間):1.16 mg/L(EU RAR (2007)、SCCS (2010)、AICIS IMAP (2018)、REACH登録情報 (Accessed Dec. 2022)) |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(4)より、過ホウ酸ナトリウム一水和物及び過ホウ酸ナトリウム四水和物の知見を用い、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)過ホウ酸ナトリウム一水和物0.2gを26名に4時間適用し72時間後まで観察した閉塞パッチテストの結果、1名で陽性反応がみられただけで、皮膚刺激性は陰性とされた(EURAR (2007)、SCCS (2010)、AICIS IMAP (2018)、REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))。 (2)過ホウ酸ナトリウム一水和物について、ウサギ(n=3)を用いた皮膚刺激性試験(OECD TG 404、GLP、半閉塞、4時間適用、72時間観察)において、軽度の刺激性がみられた(紅斑・痂皮スコア:1.3/1.3/0.7、浮腫スコア:0.3/1/0)(区分に該当しない範囲の結果)との報告がある(EU RAR (2007)、AICIS IMAP (2018)、REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))。 (3)過ホウ酸ナトリウム一水和物について、ウサギ(n=6)を用いた皮膚刺激性試験(閉塞、4時間適用、72時間観察)において、平均刺激スコアは紅斑、浮腫ともに0であったとの報告がある(EU RAR (2007)、REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))。 (4)過ホウ酸ナトリウム四水和物について、ウサギ(n=6)を用いた皮膚刺激性試験(閉塞、4時間適用、72時間観察)において、平均刺激スコアは紅斑、浮腫ともに0であったとの報告がある(EU RAR (2007)、REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 | P305+P351+P338 P280 P310 |
【分類根拠】 (1)~(3)より、過ホウ酸ナトリウム一水和物及び過ホウ酸ナトリウム四水和物の知見を用い、区分1とした。 【根拠データ】 (1)過ホウ酸ナトリウム一水和物について、ウサギ(n=3)を用いた眼刺激性試験(OECD TG 405、GLP、21日間観察)において、24/48/72hの平均スコアは角膜混濁で2、虹彩で2、結膜発赤で3、結膜浮腫で2.3であり、1/3例でみられた影響は21日以内に完全回復しなかった(区分1に相当する知見)との報告がある(EU RAR (2007)、AICIS IMAP (2018)、REACH登録情報 (Accessed 2022))。 (2)過ホウ酸ナトリウム一水和物について、ウサギ(n=1)を用いた眼刺激性試験(21日間観察)において、中程度の角膜混濁、重度の虹彩炎及び結膜刺激影響(重度の紅斑、結膜の壊死)がみられ、21日以内には完全回復しなかった(区分1に相当する知見)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))。 (3)過ホウ酸ナトリウム四水和物について、ウサギ(n=2)を用いた眼刺激性試験(OECD TG 405相当、21日間観察)において、1例で角膜の膨張、瞬膜の壊死、パンヌスがみられ、影響は21日以内に回復しなかった(区分1に相当する知見)との報告がある(EU RAR (2007)、AICIS IMAP (2018)、REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))。 【参考データ等】 (4)過ホウ酸ナトリウム四水和物について、ウサギ(n=6)を用いた眼刺激性試験(7日間観察)において、全例で7日後でも重度の角膜損傷、虹彩炎及び結膜炎がにみられたとの報告がある(AICIS IMAP (2018)、REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))。 (5)EUではEye Dam. 1に分類されている(CLP分類結果 (Accessed Nov. 2022))。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。なお、(1)の過ホウ酸ナトリウム一水和物の知見は経皮投与濃度が不明のため、分類には用いなかった。 【参考データ等】 (1)過ホウ酸ナトリウム一水和物について、モルモット(n=10)を用いたBuehler試験(OECD TG406、GLP、経皮投与:濃度不明)において、惹起終了24時間後に皮膚反応(軽度の紅斑)が投与群及び対照群の各1/10例にみられたとの報告がある(EU RAR (2007)、SCCS (2010)、AICIS IMAP (2018)、REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
7 | 生殖毒性 | 区分1B |
危険 |
H360 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
【分類根拠】 本物質(無水物)自体のデータはないが、体内で水和物を生成し、過ホウ酸ナトリウム水和物と同様の毒性を生じると考え、(1)~(3)より、本物質(無水物)も区分1Bとした。 【根拠データ】 (1)過ホウ酸ナトリウム四水和物(CAS登録番号:37244-98-7)について、雌ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験(OECD TG414、GLP)では、母動物毒性がないか、強くない用量で、明瞭な発生毒性として、胎児毒性(着床前胚損失率の増加、早期吸収胚の増加、低体重等)及び外表、内臓及び骨格奇形の発生増加が認められた(EU RAR (2007)、SCCS (2010)、AICIS IMAP (2018)、REACH登録情報 (Accessed 2022))。 (2)過ホウ酸ナトリウム塩類は水溶液中では過酸化水素とともに、ホウ酸(CAS登録番号:10043-35-3)を産生する(AICIS IMAP (2018)、EU REACH SVHC (2014))。ホウ酸(CAS登録番号:10043-35-3)の本項は、区分1Bと判定している(2013年度GHS分類結果)。 (3)(1)、(2)から、過ホウ酸ナトリウム塩の水和物、それらの混合物(CAS登録番号:11138-47-9)の本項は、いずれも区分1Bと判定している(2013年度GHS分類結果)。 【参考データ等】 (4)本物質(無水物)は、EUでRepr. 1Bに分類され、SVHC候補リストに収載されている(EU REACH SVHC (2014))。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(気道刺激性) |
警告 |
H335 | P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)、(2)より、区分3(気道刺激性)とした。 【根拠データ】 (1)過ホウ酸ナトリウム四水和物(CAS登録番号:10486-00-7)について、ラットを用いた単回吸入ばく露試験(ダスト、4時間)において、0.16 mg/L以上(区分1の範囲)で喘ぎ、赤色鼻分泌物、0.48 mg/L以上(区分1の範囲)で努力呼吸、1.1 mg/L以上(区分2の範囲)で驚愕反応喪失、赤色分泌物(眼、鼻、口)、下痢、喘ぎ、呼吸雑音がみられた。また、LD50は1.165 mg/L(区分2の範囲)との報告がある(EU RAR (2007)、AICIS IMAP (2018)、REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))。 (2)本物質の製造4工場の作業者に対するアンケートの結果、鼻粘膜への軽度回復性の刺激性影響がみられたとの報告がある(AICIS IMAP (2018)、EU RAR (2007))。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1)過ホウ酸ナトリウム四水和物(CAS登録番号:10486-00-7)について、ラットを用いた28日間強制経口投与試験において、1,000 mg/kg/day(90日換算:311 mg/kg/day、区分に該当しない範囲)において、胃(前胃のアカントーシス及び過角化、噴門部粘膜の過形成)、血液系(赤血球数・ヘモグロビン・ヘマトクリット・リンパ球数の減少、血小板数の増加)、脾臓(全体と実質のサイズの減少)への影響がみられたとの報告がある(EU RAR (2007)、SCCS (2010)、AICIS IMAP (2018)、REACH登録情報(Accessed Nov. 2022))。 (2)過ホウ酸ナトリウム四水和物(CAS登録番号:10486-00-7)の10%水溶液について、ウサギを用いた3週間経皮投与試験(有傷皮膚)では、200 mg/kg/day(90日換算:44.4 mg/kg/day、区分2の範囲)で適用部皮膚はほぼ正常(わずかな刺激性)であり、他の臓器には異常はみられなかったとの報告がある(EU RAR (2007)、SCCS (2010)、AICIS IMAP (2018)、REACH登録情報(Accessed Nov. 2022))。 (3)過ホウ酸ナトリウム四水和物(CAS登録番号:10486-00-7)の2.5%水溶液について、ウサギを用いた13週間経皮投与試験(5日/週)では、50 mg/kg/day(90日換算:36.1 mg/kg/day)で皮膚及び全身への影響はみられなかったとの報告がある(EU RAR (2007)、SCCS (2010)、AICIS IMAP (2018)、REACH登録情報(Accessed Nov. 2022))。 (4)過ホウ酸塩の製造工場の作業者約100人を対象に肺機能検査が実施された結果、高濃度でのばく露が想定される作業場の作業者でさえ喘息や慢性気管支炎等の閉塞性肺疾患を示唆する所見はないと結論された。その後数年から20年以上追跡調査が実施された作業者においても努力性肺活量(FVC)、1秒量、肺活量、及びピークフロー値(PEF)の測定値からは肺機能の悪化はみられなかったとの報告がある。(AICIS IMAP (2018)、EU RAR (2007))。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
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